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Google広告の配信地域設定の体験談

とある地域ビジネスの広告運用をしています。現在使っているのはGoogle広告ですが、「少人数体制のため事業所から遠く離れた場所には行けない」という制約があります。そこで、事業所周辺の市にのみ配信するよう設定しています。

少し話は脱線しますが、Google広告は(FBなどの他の媒体もほぼ一緒ではありますが)、広告の配信地域を「日本全国」とすることもできれば「東京都のみ」などに限定することもできます。さらに細かく「○○市と△△市のみ」などと、市区町村レベルで配信設定することができます。

地域を指定して配信する場合、「目標」をいくつか選ぶことができます。
Googleが推奨しているのは「ターゲット地域にいるユーザー、ターゲット地域をよく訪れるユーザー、ターゲット地域に関心を示したユーザー」という項目です。

私も当初、この「目標」で、A市、B市、C市、D市の4つのエリアに配信してました。
ところが、なぜか広告の配信が「B市」に偏ってしまったのです。具体的には、配信量の9割がB市に集中してしまいました。しかし、4市の人口や世帯数はそこまで大きな違いは無く、どう考えてもB市だけに偏るのは不自然です。
しかも、広告経由で「B市」からの問い合わせがありましたが、問合せした人の大半がB市に住んでいる人でも、B市と関係のある人でもなかったのです。
そこで、B市への予算配分を大幅に絞り、他の3市に優先して配信されるようにしたのですが、結果はほぼ変わらず・・・不思議なことにB市への配信が多めになりました。

「これはどうもおかしい」と思い、色々試してみた結果、先の「目標」を変更することにしました。
Googleの推奨ではありませんが「ターゲット地域にいるユーザー、ターゲット地域をよく訪れるユーザー」に変更したところ、4市への広告配信量が大体同じようになり、1市だけがとびぬけて多くなるような現象は解消されました。

もちろん、Googleのターゲティングは100%正確というものではありませんが、極端な偏りがある場合は上記のように「目標」を修正すると解消される場合があります。とはいえ、目標修正によって機会損失が増える場合もありますので、どちらを優先するか?(見込み客の「質」を優先するか?量を優先するか?)によっても左右されると思います。

以上、参考になさってみてください。